画像出典: cotogoto
コーヒー豆はやっぱり挽きたてが一番というのは定説です。しかしながら、自宅でコーヒーを淹れる習慣があっても、自分でコーヒー豆を挽いているという人は実は少数派。
コーヒーミルにはいろんな種類があります。電動のミルも便利でいいけれど、ずっと大切にしたくなるのは、アナログな手挽きのミル。そして大切な人に贈るなら、質が良くて長く使えるものを選びたいところ。
ハンドルをぐるぐる回して挽くのは少し大変そうだけど、始めてみたら心地良くて続けたくなるものです。コーヒー豆を挽いているときの感触、ふんわり部屋に漂う香ばしいコーヒーの香りは幸せそのもの。例えば、毎朝自分でコーヒー豆を挽くことが日常になれば、自分だけでなく、家族やパートナーの朝の時間がより豊かになりますね。そんなライフスタイルのきっかけに、手挽きのコーヒーミルはぴったり。
今回は、誕生日プレゼントに最適な「ずっと大切にしたくなる、ちょっといいコーヒーミル5選」をご紹介します。
アウトドアにも、旅先にも。
まずは本格的なキャンプツールをつくる日本のメーカーSnow Peakの新作をご紹介します。アウトドアで使うことを前提に作られているので、タフでコンパクトな設計。持ち手を折りたたむことができ、本体の底に木のハンドル部分がきちっとはまることで固定され、持ち歩く時にガチャガチャしません。こういう機能性って、アウトドアメーカーならではですよね。アウトドア派にはもちろん、旅行が好きな方、出張が多いコーヒー好きが喜びそうな逸品です。
7,980円(税抜)
ナチュラルで柔らかいデザイン。
コーヒーミルには珍しい、ナチュラルで柔らかいデザイン。コーヒーミルはシルバーや黒など、重厚感のあるデザインが多いですが、こちらは軽やかな雰囲気。ホッパー(コーヒー豆を入れる部分)はセラミック、粉受けの部分はオリーブウッドでつくられています。きちんと片付いたキッチンにそっと置かれていそうなイメージ。お料理上手な方や、グリーンやお花が似合う、ナチュラルなインテリアが好きな方にぴったりですね。
メーカーは、コーヒー抽出器具メーカーとして世界的に高く評価されているHARIO。デザインはもちろん、コーヒーミルとしての機能性にも優れています。金属ではなくセラミックの刃なので錆びることがなく、取り外して水洗いが可能。お手入れしながら大切に使い続けたい逸品です。
¥10,000(税抜)
伝統工芸の気品。
石川県の木工の伝統技術と、コーヒー抽出器具メーカーカリタがコラボレーションして生まれたコーヒーミル。石川県の名産品、山中漆器の生産地で培われた「木工轆轤(ろくろ)」の技術は、古く奈良時代から続くそうです。ホッパーが鉄、粉受けがケヤキでつくられています。職人の手仕事による曲線が美しく、工芸品ならではの気品が漂います。このミルのポイントは「モクネジ」という名前の通り、中心で上下をつなぐネジ部分。ここが「3条ねじ」になっており、少しひねっただけで楽に外せるようになっているそう。聞いただけで、その感触を試してみたくなりますね。
20,000円(税抜)
これぞ一生モノ。
こちらも日本の伝統工芸とのコラボレーション。どこか懐かしいような木の質感、金具のしつらえ。こちらはなんと、昔ながらの「桐たんす」をそのまま小さくしたようなコーヒーミルなんです。「これぞ一生モノ」という風格が漂っています。
特徴も桐たんすそのもので、気密性は高いながら開け閉めが軽い。引き出しを出し入れするときの「スーッ」という感覚まで再現されているという逸品です。一段(桐モダン壱)と二段(桐モダン弐)があり、二段は下段がストッカーになっているそう。下段にはコーヒー豆が200gほど入るそうですが、和三盆などのお菓子を入れておいても素敵ですね。還暦など特別なお誕生日に相応しいギフトです。
コーヒーミル 桐モダン壱 35,000円(税抜)
コーヒーミル 桐モダン弐 45,000円(税抜)
世界最高峰の性能。
手挽きのコーヒーミルとして世界最高峰の性能を誇るのがこちらのコマンダンテです。業務用の電動コーヒーミルより精度が高いとプロの間でも話題になり、抽出の大会に持参するバリスタもいるとか。
コーヒーミルの性能は主に「挽いた粉の粒の大きさ(粒度)が揃っているか否か」で判断されます。例えば、挽いた粉に微粉末が混じっていると、コーヒーが濃くなりすぎたり、口当たりにザラつきが出てしまいます。逆に粒度が揃っていれば、透明感のあるクリーンなコーヒーを淹れることができるのです。
このコーヒーミルには「ニトロブレード」と呼ばれる、紙のように薄く、触ると指が切れてしまいそうに鋭い刃が内蔵されています。この切れ味の良い刃でコーヒー豆を刻むと、刃のまわりにコーヒー粉が溜まることなく、スムーズに落ちていきます。コーヒーの粒と粒同士が擦れ合うことで発生する微粉末を避けることができます。
理屈はいろいろありますが・・・こちらのミルはとにかく実際に使うことで初めてその価値が分かるような気がします。他のミルとはまったく違うクオリティを感じることができるはず。コーヒーギーク(オタク)の友達など、コーヒーの味にこだわっている方へのギフトは、これで間違いないでしょう!
30,000円(税抜)
公式サイト コマンダンテ
日本の販売サイト ブランディングコーヒー
優しい気持ちを贈ろう。
愛着を持てたり、使い込むほど味が出たりするものを、長く大切に使うことって、優しい気持ちになれるような気がします。今回ご紹介したコーヒーミルは、長く使えるものばかり。それぞれ個性的なデザインや機能性を備えています。朝一番の、挽きたてのコーヒー豆の香ばしい香りと、ものを大切に使う優しい気持ちを一緒に贈りましょう。